●はじめに
当農園のリリコイことパッションフルーツは、八王子市内のレストランやバーでのカクテルとして、居酒屋の焼酎のパッションフルーツ割、スイーツ店のチーズステッキケーキなど、様々なシーンで使われております。
中身はギッシリと詰まっており、味も高い評価をいただいております。
そして昨年(2017年)、東京都エコ農産物認証制度にて、当農園のパッションフルーツが東京エコ50として認証されました。
これは東京都の島しょ部を除いた生産者としては、初めてです。
化学肥料の使用量を削減し、農薬も苗のときの1回のみと、環境と身体に配慮した栽培を行なっておりますので、皆様のご利用をお待ちしております。
また、八王子では唯一,越冬栽培をしております。
収穫期は 3月~4月中旬
7月中旬~9月下旬
となりますので、よろしくお願いいたします。
パッションフルーツの概要
●味:甘酸っぱい(糖度は約17~18%あります)
●栄養成分:たくさんの栄養素が豊富に含有されています。
●含有成分:ビタミンA、B2,B6、C、葉酸、ナイアシン、カリウム、鉄、クエン酸
●葉酸の効能
パッションフルーツの葉酸の含有量は果実類でもトップクラス!妊娠中の女性にオススメの果物です! さらに最新の研究では、葉酸は認知症予防に効果があるとされています。
●ナイアシンの効能について
ナイアシンは、血管を広げて血液の流れをよくするだけでなく、アルコールの分解も促進します。
●最新の情報ではアンチエイジング効果があるとされるピセアタンノールという物質が種にたくさん含まれていることがわかりました。
より詳しく見てみましょう
●何科の植物か?
トケイソウ科の果物です。和名をクダモノトケイソウといいます。熱帯から亜熱帯地方で栽培されています。ブラジルが原産地です。日本では、沖縄を始めとする南西諸島、鹿児島県(島しょ部)、長崎県、千葉県(木更津)、そして東京都(小笠原、伊豆諸島)で盛んに栽培されています。
そんな中、東京の内陸部に位置する八王子で、特産品をめざし10年前から栽培が開始されました。
当農園は栽培9年目(2018年現在)となります。
こちらはパッションフルーツの花です。よく見るとわかるように、3本のメシベがあります(メシベは開花直後はまだ立っているのですが、だんだん寝てきます)。メシベは時計の秒針、短針、長針に相当し、さらに長方形のオシベが文字盤に見えますね。トケイソウの由来は、この花の形にあるのです。
ちなみに、この花はすごく甘い香りがします。ハウス栽培した場合には、甘い香りが充満するぐらいです。
当農園では、開花したらすぐに手作業で1つ1つ丁寧に受粉を行ないます。よい品質が確保されるのはそのためです。暑い時期の受粉作業は大変ですが、よいものを作るためには手抜きはできません。
なお、パッションフルーツの花は9時ごろから咲き始め、夕方にはしぼんでしまいます。ですので、受粉作業はその日限り、日中が勝負となります。
●どんな味? 食べ方は?
甘さと酸っぱさが絶妙なバランスの、まさに南国のフルーツです。
食べ方ですが、冷蔵庫で冷やしてから、下の写真のように実を半分に切って、スプーンですくってください。種はそのまま食べられます。甘い香りも漂いますよ。
種は噛んでも、噛まなくてもどちらでも大丈夫です。
●実の選び方
実全体が紫色になっていれば、食べごろです。さらに皮にシワが入っていると酸味が抜けているので、より甘みを楽しむことができます。
酸味を楽しみたい方は、ツルツルの状態で食べるといいでしょう。好みに応じて皮の状態を選んで食べるといいかと思います。
ワンポイント:皮のシワは酸味の抜けたサイン
●保存方法
常温で保存してください。冷蔵庫で保存すると、酸味が増してしまいます。食べる前日に冷蔵庫に入れましょう。
また、常温で保存すると、実にシワが入ってきますが、大丈夫です。むしろそこまで保存した方が、酸味が抜けて甘くなります。酸っぱいのが苦手な方は、シワが入るまで保存してから食べるといいでしょう。
●楽しみ方
スプーンですくって食べるのはもちろん、ヨーグルトやバニラアイス、杏仁豆腐にソースとしてかけて食べるとおいしいです。飲むヨーグルトに混ぜて飲むのもおいしいですよ。乳製品との相性はいいです。
また、お酒が好きな方は、焼酎で割って飲むとおいしいですよ!
その他にも、加工して楽しむ方法があります。詳しくは、オリジナルレシピのページをご覧ください。
パッションフルーツの長期保存方法を説明します。
この方法により、半年程度は十分に保存できます。
業者様はもちろん、一般家庭でも簡単に長期保存ができるので、ぜひお試しください。